アンティークが大好き元インテリア雑誌編集者の一人暮らし

アンティークが大好き元インテリア雑誌編集者の一人暮らし

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Intro

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みなさん、初めまして。私は文章を書くのが好きで、ヴィンテージな雰囲気を愛するオハルムといいます。半年前に一人暮らしを始めて、初めて自分だけの空間を持つことができました。

今は転職した会社のマーケティング部に所属しています!2021年5月までは出版社のインテリア雑誌編集部で編集者として働いていました。もともとインテリアに興味はありましたが、いろんな現場を取材したり業界の関係者にインタビューしたり、たくさんの物に接することで、ますます愛が深まりました。

⚡️ルームツアープレビュー

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坂道にある家で一人暮らし

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実家も転職先もソウルだったので、実は一人暮らしをする必要はありませんでした。でもいつか、自分の好きなものでいっぱいの空間で暮らしてみたいとずっと思っていました。それで両親とも話し合い、金銭的な問題もクリアにして、本当の意味で“独り立ち”をすることにしました。そうして私は、自分好みの部屋をつくるのに退職金を全部使ってしまったのです。

駅から徒歩10分以上かかる急な坂道にある物件でしたが、ここを選ぶしかない魅力的な理由がいくつかあります。まず、窓が2つあり日当たりと風通しがいいということ。昼は太陽の光が動くのを観察するのも楽しく、植物に日光を当てるのにも問題ありません。

また、新築だったので建物の内部はもちろん外部の状態もよし。冷蔵庫と造り付けのクローゼットがついていました。この物件の一番の長所であるリビングの引き戸は、キッチンと生活空間を完璧に分離してくれて、お肉を焼いても寝具や洋服に匂いがつきません。引き戸が落ち着いた水色で、私が好きなヴィンテージスタイルともよく合いそうでここに決めました。

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転居前から合間をぬって、大きな家具から欲しかったお皿まで70以上のアイテムをまとめたショッピングリストを作りました。アイテムの写真を並べてどれが合うかを考え、私なりのインテリアの計画を立てると、自然とヴィンテージ&アンティークな好みのテイストが見えてきました。なんでも完璧に準備をした上で実行するのが好きな私にとって、準備期間は幸せでワクワクする時間でした。

間取り図

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私の部屋はだいたいこんな感じです。玄関を開けるとキッチンとユニットバスがあり、左側の引き戸を開けるとメインルームが現れます。

実家では私が一番小さい部屋を使っていたので、望んだ雰囲気を演出するのが難しかったです。リビングのベランダと私の部屋のベランダが繋がっていて、換気も難しい。何よりベッドを置いただけでぎゅうぎゅうになるほど、狭い部屋でした。自然とベッドで過ごす時間が増え、言い訳に聞こえるかもしれませんが、生産的とはいえない生活を送っていたと思います。人は環境に影響されると思うので、新しい部屋では用途によってスペースを分け、それなりの動線を作ろうと頑張ってみました。

Before

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家具が入る前の写真です。入居前に行ってタイルカーペットを敷きましたが、今でもやってよかったと思っています。私が選んだウッドトーンの家具は、明るい色の床より濃いグレー、ブラウンのカーペットが合うと思いました。

床のサイズに合わせてカーペットを切って敷けば、タイル式だとは見えないほどのクオリティーに仕上がります。飲み物をこぼしてもそこだけ交換すればいいので便利ですが、髪の毛やほこりが目立たず、むしろ管理が難しいという問題もあります。衛生が第一という方にはおすすめできないですね。

After

ヴィンテージな雰囲気漂う部屋

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私の部屋はテーブル、ソファ、ベッド、飾り棚に要素が大きく分けられます。

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ソファはトイレ側の壁に背を向く配置にしました。ここの壁は少し奥に入るようになっているので、居心地のよさがアップします。

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一人掛けソファを置いて、その横に本を高く重ねてタワーを作りました。実は、ここにはリケという本棚が隠されているんです。前からだとよく見えませんが、ちゃんと後ろに棚を支える棒がついています。友達はこれを見て、「本は出せるの?」と不思議がっていました。

ここで私は電話をしたり、ソファの肘置きを踏み台にして窓の外を眺めたり、本を読んだり、宅配の段ボールを開けるなどして日常を過ごしています。時間が経つほどにソファのヴィンテージな魅力がアップすると思うので、長く使うつもりです。

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ソファの後ろには、私が好きなドラマの主人公と好きなアイテムの写真を飾りました。人生で一番好きなドラマ「ゴシップガール」の一場面と、「フレンズ」で大好きなモニカの姿をポスターにしました。照明ブランドのカタログをちぎったページと、友達がプレゼントしてくれたヴィンテージのポストカードも一緒に貼っています。

一人の時間を満喫するテーブル

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このテーブルで食事をしたり、ノートパソコンで作業をしたり、日記を書いたり。一人暮らしにしては大きめのテーブルですが、ここではいろんなことをしながら時間を過ごしています。

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冬はやっぱりキャンドルを灯さないと!

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ブラックのカラーとラタンの編み込みがかわいらしいCescaのチェアは、前から本当に欲しかった家具だったので思い切って購入しました。いつかお金を貯めて、ブラックのCescaチェアで彩られたダイニングルームをつくれたらどれだけ幸せだろうと想像したりしています。

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ドラマ「フレンズ」で、家に友達を呼んでおもてなしをするモニカの暮らしに憧れていました。それで伸長式テーブルを買って、普段は片方を折りたたんで壁付けにし、お客さんが来たときは広げて使っています。

こうして写真を選んでみると、テーブルより料理を見せる写真ばかりですね。引っ越し祝いと理由をつけて、友達を呼んでホームパーティーを楽しんでいます。クリスマスには持ち寄りパーティーもしました。

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もちろんパーティーばかりしているわけではありません!普段もなるべく自炊するようにしています。夏は冷たい麺類、冬はヴァンショーをよく作ります。

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友達が遊びに来る日はこんな風にセッティングをしておきます。

快眠のための環境づくり

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これが私のベッドです。カーテンは母の手作りなので、愛着があります。転居前にあらかじめ採寸して作ってくれました。

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そして寝具はおばあちゃんがくれたお小遣いで買ったものです。孫への愛が込められています。ほかの壁にポスターや写真が貼ってあるので、ベッド周りの壁には何も貼らず、すっきりさせています。

私のお気に入りミュージアム

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ベッドとテーブルの向こう側には、左からドレッサー、キャスター付きワゴン、飾り棚を配置しました。

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ドレッサーは中古で買って取っ手だけ新しくしました。ウォールミラーもヴィンテージです。左手に見えるアクセサリーケースは母からの譲りもの。こうして見ると、私の部屋にはヴィンテージなものがいっぱいですね。

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ドレッサーの下には、私が執筆したリトルプレスと大好きなペーパーウエイトを置きました。本は短いエッセイ集なんですが、在庫をこんなふうに保管して、独立系書店から連絡があるたびに何冊かずつ送っています。ペーパーウエイトを実用的に使うことはほぼないのでオブジェにしていますが、そのままでも素敵な飾りになるのでつい買ってしまいます。

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本来はお酒の瓶を収納するためのワゴンは、実家から持ってきました。ヴィンテージな瓶も一緒に連れてきましたが、私の部屋にぴったり合いますよね?

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友達とクリスマスパーティーをしたとき、プレゼント置き場としても使いました。私はそんなにお酒を飲むほうではありませんが、デザインも好みですし、何通りにも使える家具なので大切にしています。

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ベッドの向かい側にある飾り棚には、今までコツコツと集めてきたヴィンテージコレクションと、私にとって意味のあるオブジェを飾りました。

一人旅をしたプラハのフリマで買ったキャンドルスタンドや、親友にもらったヴィンテージの額縁があります。右端にあるのは母がイタリアから持ってきた陶器で、母が住んでいたイタリアの家のシャンデリアについていた飾りだそう。こうやって一つ一つ私のストーリーと好みが詰まったものを集めるのが、私にとっては大切な日常です。

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この花瓶もプラハのフリマで買いました。重曹と歯ブラシで汚れを取ると、買ったときよりもピカピカに。花や木の枝なんかを飾る、私の部屋のシグネチャーアイテムです。

私を成長させる家

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一人暮らしを機に、好みがよりはっきりしてきました。物を増やすには狭い部屋なので、何か買うときは小さいアイテム一つでも慎重に検討しています。

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私は好みがはっきりしているマキシマリストですが、この世にはきれいで欲しいものがいっぱいあります。いつかもっと大きな家に引っ越せたら、どんな空間を作っていけるんだろうとワクワクしてしまいます。

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久しぶりに実家に行くと家族の温かさや居心地のよさを感じますが、一人暮らしはそれとは違う何かを教えてくれると思います。目が覚めてから眠るまでの些細な日常を自ら作っていくという経験が、私を成長させていると感じています。

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たいしたことではないのですが、自分で作ったデトックスジュースで朝をスタートし、好きなドラマを見ながら皿洗い。らくちんな服を着たままでもいいし、植物の手入れもする。いつでも友達を呼んで遊べる些細な日常をより大切に思う、そんな日々を送っています。これからも今みたいに、私の空間に愛情を持って磨き上げるつもりです。

Epilogue

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ルームツアーはここまでにしたいと思います。半年間、私の部屋がどんなふうに変化したのか、それを振り返る楽しい時間でした。部屋を紹介する文章は初めて書いたのですが、至らない点も多い私のルームツアーを読んでくださったみなさん、ありがとうございました。

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